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保健師のひろば

保健師の10月のつぶやき

2023.10.25

食欲の秋、スポーツの秋、過ごしやすいこの季節は好きです。

 

2カ月前になりますが、8月は、尾花沢で4年ぶりに花笠まつりが開催されました。

祭りでは、踊り手の皆さんの青や紫などの法被や花笠の赤い花飾りがとても鮮やかでした。4年ぶりだったので、やっと地元に夏が戻ってきたような気分でした。お年寄りの方々もニコニコしながら手を叩き、「やっしょーまかしょ」と一緒に掛け声をあげて楽しそうでした。やはり、お祭りは地域の活性化に欠かせない、人が集まり交流できる、気分が上がる、大切な機会だなと実感しました。

 

地域の子供会や企業の皆さんは各地域で踊り、メイン通りでも踊ります。暑さで外にいるだけで体力が奪われるなか、掛け声をあげながら踊り、魅せてくださった皆さんには頭が下がる思いがしました。

 

花笠踊りの笠回しは他県の方が見ると、どのように笠を回しているのか、どうして大きな笠を落とさずに回せるのか気になるようです。久しぶりに私も笠を回してみましたが、滑らかに回せなくなっていました。以前は当然のように出来ていたことも、長期間やらないとこんなにできなくなるのだなと実感しました。花笠踊りは膝を曲げ、中腰になり、上腕は笠回しなど延ばしたり曲げたり常に動かしています。花笠音頭は(編集にもよるのかも知れませんが)1曲5分以上の長さです。その間、ずっと踊り続けるわけです。滑らかな動きや笠回し、実は筋力や体力が必要です。

 

しばらく使っていない筋肉を動かそうとすると、上手く動かせなかったり、痛みが出たりします。痛みが出ると安静にしてまた筋肉を使わなくなる・・ということもあるかも知れませんが、無理はせず自分が出来る運動を継続し、全身の筋力の保持・向上に努めたいものです。

 

4年ぶりの花笠踊りを通じて、年月の経過を感じた夏でした。

 

秋の山形は新米や果物、芋煮等美味しいものが沢山あります。よく食べて、身体も動かし肌寒さに負けずに元気に過ごしたいです。

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